学力向上にむけた取り組み以外にも,子どもたちの生活力向上や安全確保,人権問題への取り組みなどを中心に,多くの「本校の特徴的な取り組み」があります。そのいくつかをご紹介します。
ノーチャイム 板野南小学校では,
チャイムが鳴りません。壊れているのではなく,
時計を見て動くことが習慣になっているからです。日頃の生活では,何時から塾で・・・何時からテレビを見て・・と,時計を見て行動するはずです。ところが,多くの学校ではチャイムという合図によって「受動的に」動かされています。これでは,主体的な生活を組み立てる力はつきません。
常に時計を見て,「今は何をするべきか」を考えて行動できる子どもになってほしいという願いで実施しています。なお,ノーチャイム導入後は,チャイムが鳴っていたときよりずっと早く休み時間から掃除などへの移動ができ,時間を守れない子や遅刻してくる子が激減しました。確な時計が必要だからです。
みなみWAタイム 毎週金曜日,8:15から8:25まで,全校児童が運動場や体育館で遊ぶ時間「みなみWAタイム」を行っています。先生も子ども達といっしょに元気に活動します。学級単位で遊びを考えたり,6年生が中心となって縦割り班活動で遊んだり,この時間を子どもたちは楽しみにしています。全児童がそろって遊ぶ貴重な時間となり,仲間の輪も広がっています。
大島青松園のみなさんとの交流 数年前から,香川県にある
ハンセン病国立療養所,
大島青松園の方々と交流をしています。毎年,何回か本校の
保護者や子どもたちが訪問させていただいて交流会を持ったり,大島の海岸清掃をさせていただいたりしています。
また,本校の人権発表会には毎年遠路大島青松園から何名かの元患者さんをお招きし,子どもたちの人権学習の発表を見ていただいたり,
6年生と交流会をさせていただいたりしています。