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徳島県鳴門市大麻町大谷字中筋41番地

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学力向上中間発表会


本校の実態といたしまして,基本的生活習慣はほぼ定着していると言えますが、「学ぶ意欲」や,「問題を読み取る力」、「自分の考えをまとめる力」に課題が見られます。

そこで、本年度特に力を入れているのは,「聞き合い,伝え合う力」を育成することです。具体的には,この4点に取り組んでいます。
まず、よく分かる授業をするために,全教員が研究授業を行っています。「聞き合い伝え合う力」を育てるための授業を行い,参観する側もその視点から,見ます。そして,KJ法などを取り入れた授業研究会を行い,よりよい授業をめざしています。

上の写真は、幼稚園の先生が1年担任と一緒に授業をしているところです。幼稚園の先生は小学校での学習の仕方を知り,それに向けて、指導を行ってくれています。このことで,幼稚園から小学校へと環境が変わっても、子どもが無理なくいろいろなことを学習することができます。大麻中学校との連携も、これと同様に効果を上げることができると考えています。
 2人の教員が一緒に指導に当たるティームティーチングや、学級を二つのグループに分けて指導する「少人数指導」、等の方法を取り入れ,算数や国語を指導するときもあります。これらの方法では、一人一人に応じたきめ細かな指導を行うことができます。ただ、携わる先生の経験と個性が違うので,教員同士が十分に打ち合わせをすることが大切と考えています。

インターネットやコンピュータなどを効果的に利用することによって,動画や写真を見たり,疑問に思ったことや関連する事柄を調べたりすることができます。それらは、学習意欲を高め,一人一人に応じた指導につながっています。
 朝の時間を活用して,基礎・基本をしっかり身につけることができるようにしています。ドリルを使って漢字や計算をくり返し学習したり、いろいろな本に親しんだりできるようにしています。

また,話の聞き方や発表の仕方について、全教員で話し合い、学校で統一した型を作りました。それをすべての教室の前面に掲示して、毎日の指導に生かすことで、徐々にですが、「話し合う」力を身につけてきました。
朝会の時の、校長先生のお話をまとめる学習を、月に1回しています。4月・5月頃には,説明に使った道具のことしか書けなかった子が,今は話の要点まで聞き取れるようになってきました。朝会だけでなく、学級での話の聞き方もよくなってきています。このような学習を継続的に行うことで,子どもの変化がよくわかるようになりました。

本校では、以前から「生きた掲示を」を合い言葉に全校で取り組んできました。俳句や標語だけでなく、どの学年も行事などの後には感想をカードに書き,一斉に掲示しています。それらの前では,笑顔で言葉を交わしている子どもの姿をよく見かけます。友達の作品を読むことは,いろいろな考え方を知り,まとめ方の技術を知る上で役立っています。
月に一回実施している「子ども理解校内委員会」は「学力向上検討委員会」も兼ね、各学級での子どもの様子を話し合ったり、各担任が行っている指導方法を紹介し合ったりする場です。この会によって自分の学級以外の子どもの様子もよく分かり、「全教員がすべての子どもの指導に当たる」という堀江北小の考え方を徹底することができていますし、それぞれの教員がこの会で得たことをもとに、自分自身の指導を改善することができています。

これは本校の日課表です。通常の授業時間のほかに、学力向上のための時間を特設しています。黄色で示したドリル学習や読書は1時間目までの時間を使っています。
 また、下校前の時間を利用した「がんばりタイム」は水色で示しています。ピンクは「ステップアップタイム」という時間で、これらの時間は、一人ひとりと向き合い、その子に合った学習指導を行う時間です。
学級担任が、授業の復習や補充をしているのが、「がんばりタイム」です。子どもからは「苦手だった漢字を中心にがんばったことにより,漢字テストで100点が取れるようになった。」という声などを聞いています。
 保護者からは,「必ず間違いを直して,家庭にもどってくる子どもを見ていると、充実した時間が過ごせたんだなと思う。」などの意見がありました。
 帰りの会の後なので,生徒指導面での話し合いなどに時間を取り,「がんばりタイム」が少なくなってしまうこともありますが, 少しの時間でも継続していくということを大切にして,子どもたち一人一人にかかわっていきたいと考えています。

学年の枠にとらわれないで、国語や算数の補充的な学習を行っているのが、「ステップアップタイム」です。
 これは、1年から6年生までの希望者約40名を対象に,2教室で,担任の他に、管理職や養護教諭も加わり、学習プリントを使って指導します。
 ある2年生は、「私は時計の読み方がわからなかったので『ステップアップタイム』に入りました。そしたらできるようになったのでよかったなと思いました。他の勉強もがんばります。」と言っています。
 この子の保護者も「時計でつまずいたとき,「ステップアップタイム」で勉強して,できるようになったので,これからは苦手な文章題にもたくさん挑戦してほしい。」という感想を寄せてくれました。
 この子の漢字や計算テストの平均点は、5点程度あがってきています。
「ステップアップタイム」で使ったプリントは,ファイルに綴り,後から振り返ることができるようにしています。
 また、その時間にした内容は,かかわった教師がメモをして残します。それを家庭に持ち帰り,保護者にも感想や意見を書いてもらいます。このような学習の積み重ねは、少しずつですが、子どもに自信をもたせ、新たな学習への意欲につながっています。
「がんばんりょるな。」「できるようになったでえ。」という教師や保護者の言葉に、子どもたちの笑顔は輝いています。

このようなさまざまな取り組みを通して,わたしたちが工夫してきたことがあります。
 子どもがよく通る3階廊下には、各学年のプリントを種類別に入れた戸棚を置きました。不安な部分が出てきたときに、子どもが、いつでも、自由に使えるようにしています。
 また、それぞれ教員が持っていた学習プリント集を集め,自由に使えるようにしました。下学年の内容にもどって復習する必要がある時などに,たいへん役立っています。
 さらに,インターネット等を活用して、学習プリントについての情報を集め、校内サーバーの中で、教科や学年、内容別に整理したファイルに保存してあります。教員は各自のコンピュータからアクセスできるので、たくさんの情報の中から、最適なプリントを必要数、印刷して使うことができます。
以上のような学力向上への取り組みを進めてきた結果,「聞き合い,伝え合う力」の向上が、学習への意欲につながり,基礎・基本をしっかり身につけることにつながってきています。
 今後,家庭となお一層、連携を深めていきたいと思っています。その中で読み取れたときの喜びをたくさん味わわせたり、じっくり考え、それをまとめる力も育てていきたいと考えます。4月に実施した全国学力調査の結果から、具体的には計算力を身につけさせなければならないということもはっきり分かってきました。
 私たちは、より効果的な指導ができるように研修時間を確保し,教職員が一丸となって子どもたちの確かな学力向上をめざして努力を続けていきたいと思います。